映像・写真は随時更新いたします。ご不便お掛け致します。

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 貨幣の記憶  Memory of Currency

 

種子島の海中をゆらめくのは、真珠貝である。ジョージ・ワシントン、エリザベス2世、福沢諭吉らの顔をかたどった核を、真珠の母貝に入れ、育てることでつくられた。これらは、各国の紙幣に描かれた肖像をモチーフにしている。

貨幣は、人類がつくりだした価値交換の相互信用をささえる制度であり、秩序形成のために大きな役割を担ってきた。

遥か昔には貝や石などの自然貨幣が使われていたが、金や銀などの金属貨幣、そして紙幣へと移り変わり、現在は電子マネーなどデジタルが主流になりつつある。同時に、マネーにまつわるテクノロジーは高度化してきた。本作は、貨幣がたどった歴史を掘り起こし、人類の未来への想像を促すものである。

 

10月29日〜11月15日 

広田遺跡ミュージアム ガイダンスルーム


【メイキング映像】

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 進化への考察 #1:菊石(アンモナイト)

 

アンモナイトは3億年もの繁栄ののち、6,600万年前に恐竜とともに絶滅した。その殻の構造や化石から、アンモナイトはイカやタコの近縁であるとされている。一方、タコは進化の過程で貝殻を捨てたとされているが、柔らかいその身を守るため、ココナッツの殻や2枚貝などの道具を使うことが知られている。その進化の物語に着想を受け、発掘されたアンモナイトの殻の形状を化石のCTスキャンデータから復元し、タコと出会わせている

 

10月31日 17:00~

広田遺跡公園で屋外プロジェクション、ハロウィン・ライトアップ等特別公開を開催します。




AKI INOMATA

アーティスト/多摩美術大学非常勤講師/早稲田大学嘱託研究員

1983年東京生まれ

2008年東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了

 

「つくる」行為が人間だけに特権的なものではないことに着目し、生物との共同作業のプロセスを作品化してきた。生物との関わりから生まれるもの、あるいはその関係性を提示している。

主な作品に、都市をかたどったヤドカリの殻をつくり実際に引っ越しをさせる「やどかりに『やど』をわたしてみる」、飼犬の毛と作家自身の髪でケープを作ってお互いが着用する「犬の毛を私がまとい、私の髪を犬がまとう」など。